安藤ファーム(神戸市西区)
二人三脚で、安心安全な野菜を届けたい
はじまりは40年前
40年ほど前、専業主婦だった奥さん。ベトちゃんドクちゃんというベトナム戦争で枯葉剤被害を受けた子の映像を見て、衝撃を受けたんです。ちょうど上の子が生まれたときだったので、除草剤や農薬を使わない、安心な野菜を自分で作り、家族に食べさそうと思い、主婦をしながら右も左もわからず野菜を育てはじめました。そこから二人三脚での野菜づくりがスタートしました。
「保田ぼかし」を学んで土作りから
神戸市西区の兵庫楽農センターでは、有機農業を実践で学べる講座があります。そこで指導されている保田先生に、米ぬかを主に、油かす、魚粉、蠣殻を混ぜ発酵させた「保田ぼかし」をご指導いただき、そこに完熟堆肥を加えた健康な土と太陽の恵みを丸ごと受けた「おいしい野菜」がつぎつぎと育っています。
野菜を求める人がやってきた。
昨年と今年は芦屋のマルシェに出店しました。お買い求めいただいているお客様に「野菜を送って欲しい」という声もいただきます。
現在、週に10件ほど野菜を直接発送しています。基本的にはおまかせで旬の物を旬の時期に送っています。どこも10年から15年ほどお付き合いのある方ばかりで、分量や発送のタイミングなどについても柔軟に対応しています。
最近は健康志向も高まって国産品かどうかの意識はするようになったと思うんですね。でもやはりオーガニックとなると価格も高いし少し敷居が高いかもしれません。でも、ふだん口に入れる物だからこそ、鮮度と安全、そして美味さを大事にし考えているお客さんほど「美味しかったよ〜」「体調も良くなったみたい」と言ってくれるので、それが励みになっています。
シェフの方にも喜ばれる
お客様にはイタリアンやフレンチなどのシェフもいらっしゃいます。すぐ近くのお店「オッキオ デル ティフォーネ」のシェフも。水菜やレタスも、ベビー水菜、ベビーリーフのときに収穫して前菜として出せるのでとても助かっていると言われます。またあまりみかけない野菜や、色目のきれいな野菜、生で出せる野菜など喜んで使ってくれます。シェフの方たちのお役に立てて、そんな話を畑でできるのがほんとにうれしいと思っています。
住所:兵庫県神戸市西区伊川谷町小寺311-1レストラン納品先メールアドレス:info@ando-farm.com