元農園(チアファーム)(神戸市西区)

すべては美味しい野菜のため。Tasty-First

農家になる

農業をはじめて10年になります。普通の勤め人だった私が農業に関心を持ち野菜を作り始めたのは、美味しいものを食べたいという思いからでした。 もともと食べるのが大好きな私ですが、会社員時代は仕事に追われ昼食はコンビニ弁当。足りない栄養はサプリメントで補う。そして週末にスーパーで買った野菜は数日でしなびて使えない。そんな生活を続けているうち、私と同じような境遇にある人たちに美味しい野菜を届けたいと思うようになりました。 その後、農業を学べる社会人コースや、有機農業塾などで実地で学んだ後、会社勤めを辞め、現在の地でトマト栽培を行う親方から農業を教えてもらいました。しかし最初の頃は栽培技術も品質もまだまだで、食べていくのも厳しい状態でした。

Tasty-First 〜美味しい第一〜

限られた畑の規模でたくさんの品種を育てる栽培技術から考えると、有機農業が有効です。通年切れ目なく少量多品目の野菜を作る。どんどん農業を実践していくなかで、土さえしっかり作っていけば野菜が自分で虫や病気に負けない抵抗力をつけ、しかも美味しく育つんだと思うようになりました。

美味しさが最優先の「テイスティー・ファースト」が信条となりました。

日々実践。日々学び。

一人で農業をして、やることは朝から日暮れまで盛りだくさん。畑をさらに借りて、いま5反(50アール)あり、畝の数でいうと70ほどあります。畑は歩いて5分の距離に2か所。ひとつの畑では畝の長さが50mもあり、畝ごとにひとつの野菜だけのこともありますが、同じ野菜でも品種を変えて、いろいろなバリエーションをつけて、生育時期や育てやすさや、美味しさ、珍しさ(珍しすぎると売れないが)などいろいろな基準で種を選んで育てていて、年間100種類以上の野菜を育て、大変ですがとてもやりがいがあります。 冬野菜なんかは寒さに当ててやることも大事かなと思います。野菜も生き物なので寒いと凍死しないように糖分を出す、それが甘みになって美味しくなるんですよね。逆にナスは強い日差しに耐えられるようにアントシアニンを作るんです。季節の厳しさを耐え抜いた野菜は栄養も豊富で味もいいのでとても喜ばれますよ。

地域のものを活かし、また食べてもらう

土作りのための資材を探していましたが、ここ何年かいろいろなお話をいただくんです。またいただいた資材をうまく活かせるノウハウやアイデアも身についてきました。 たとえば、畑のすぐ近くに菌床しいたけ農園ができました。そこで出るつかわなくなった菌床(廃菌床)はすごくいい土壌改良材になるんです。なかなか手に入るものではないので頂けることになったときは嬉しかったですね。他にも茅葺き職人さんのグループから使い終わった茅をいただく機会もあったのでこれも堆肥にできるなとか、最近ではファーマーズマーケットの縁でつながった煮干しカスもいい資材になるんじゃないかとワクワクします。

旬のおまかせ野菜セット
  • 火曜日発送 段ボール80センチサイズ。送料込み2500円(税込)
メールアドレス:cheerfarm.kobe@gmail.com